子供たちが集まったときに楽しめるイベントを考えるのは大変です。
ゲームだけでは物足りないし、集まった意味がないような気がします。
そこでおすすめなのが、「謎解きゲーム」を自分で作ってみることです。
この記事では、日光の江戸ワンダーランドで体験した謎解きゲームの作り方を詳しく説明します。
謎解きは子供の好奇心を刺激しますし、日光江戸ワンダーランドでの素敵な思い出と一緒に楽しめます。
最高のイベントになること間違いなしです。
さあ、始めましょう!
目次
そもそもどうして謎解きゲームを作ろうと思ったのか?
子供たち自ら考え、行動し楽しんでほしい。
私は、ゲームのような受動的な楽しみではなく、自ら考え、行動することから感じる楽しみ、喜びを感じてもらいたいという気持ちで謎解きゲームを作りました。
また、子供ってイベントが好きだったりしませんか。我が家の子供たちは、とにかく、お出かけ、夏祭り、旅行、キャンプ等といったイベントごとが大好きです。
そんな子供たちを見ていて、何か他にも面白いイベントをしてあげられないと考え、探して見つけたのが、謎解きゲームでした。
子供は謎解きが好き。
子供たちの間では、おしり探偵が流行っていて、長男も次男も夢中になっておしり探偵の本を読んでいました。
おしり探偵のストーリーは、相棒を連れて、色々な事件を解決していく話です。解決する事件の内容は、物が消えたりや誰かがいなくなったとか程度の簡単な謎解きなのですが、子供たちにとってはそれがとても面白いようです。
ここでわかったことは、子供たちは、謎解きが好きということ。
そんな夢中になる長男と次男の姿を見ていて、もしかしたら、オリジナルの謎解きゲームを作ってあげたら、自分たちも、お尻探偵のように謎を解決していくような気分になって、楽しめるんじゃないかなと思ったのもキッカケでした。
謎解きゲームを作るにあたっては、謎解きが難しすぎると、子供たちでは解決できないので、おしり探偵を読み、答えにちょっと笑いがあったり、「たぬき」のように子供でも知っている言葉であったりと、子供でも楽しめる謎解きゲームのレベル設定の参考にしました。
用意するもの
用意するものは、紙とペンだけです。
謎解きに雰囲気をだすために、コピー用紙ではなく、和紙のような素材の紙を使い、色合いも古い紙に見えるような色合いのものを使っています。
なんだか古い紙みたいで、まるで宝の地図のよう。
用意したもの
- 紙(和紙のような素材感)
- サインペン
- ブラックライトペン(Amazonで購入)
たったのこれだけ。
謎解きゲームの内容
次に実際に作った手作りの謎解きゲームをご紹介します。
作成した謎解きゲームは全部で5つ。
謎解きゲームのステージに選んだのは、日光の江戸ワンダーランド。
江戸ワンダーランドは、江戸の町を再現したテーマパーク。
江戸時代にタイムスリップしたかのような世界感で謎解きは、普段とは違い、冒険のような感覚を味わえます。
- たぬき言葉の謎解き
- 矢印と暗号を組み合わせた謎解き
- 絵を足し算する謎解き
- 折るとわかる暗号の謎解き
- ブラックライトで照らすと現れる暗号の謎解き
どれもちょっと考えれば、簡単にできる手作りできる謎解きばかりです。
①たぬき言葉の謎解き
たぬきを絵を描いて、下に書いてある文字を「た」を抜いて読むと答えがわかる謎解きです。謎解きを考えるときは、なぞなぞクイズの本を参考にして考えました。
絵のクオリティは、さておき、たぬきには、一応見えるかと思います(笑)

「た」から始まる下部の暗号文を「た」を除いて読むと、「みんなでしゃしんをとれ」という文章になり、「皆で写真を撮れ」という指令になります。絵が分かれば、幼児でも「たぬき」ってわかりますよね。

子供たちは、文字ばかり読み、意味がわからない様子だったので、ヒントとして「たぬき」の絵を指さし、「たぬき」と何度も言ってみました。
すると、子供たちの一人が「た ぬき?」に気がついて、無事、答えがわかりました。
そして、謎解きの指令にある「みんなでしゃしんをとれ」に従い、無事、皆で写真を撮ることができました。
偶然ですが、たまたま江戸ワンダーランド内には、たぬき像が置いてあったので、その前で記念撮影をすることもできました。

②矢印と暗号を組み合わせた謎解き
続いて、作ったのが矢印と暗号を組み合わせた謎解きです。矢印のスタートから、暗号を読んでいくと答えがでる謎解き。これは、暗号ゲームのサイトを参考に、矢印と文字を組み合わせて作りました。

矢印に沿って暗号を読んでいくと「だんごをみんなでたべろ」という文章が表れます。答えは「皆で団子と食べろ」ということですね。

前回の謎解きで慣れたようで、この問題は、簡単に答えを見つけられてしまいました。次男は、「こんなの簡単だ」と言ってきて、とても満足気でした。子供の順応力はすごいですね。
江戸ワンダーランド内には、団子屋さんがいくつかあり、その場所にちなんだ謎解きゲームにしてみました。子供たちは、謎が解け、お団子が食べられて大喜び。
正解後に、皆で無事、お団子を食べることができました。

③絵を足し算する謎解き
3つの謎解きは、猫+殿様=?なんでしょうかという絵を足し算する謎解きです。
江戸ワンダーランド内には、ニャンまげというキャラクターがいます。
運が良ければ、村内でニャンまげ様に会うことができ、一緒に記念撮影ができそうです。
ニャンまげ様を自分たちで探し出し、そして謎解きの指令に従い、写真を撮る。協力して、何をを成し遂げる楽しさに目を付けた謎解きゲームなのです。

この問題では、絵を足し算する発想が必要になるのと、江戸ワンダーランド内にニャンまげというキャラクターがいることを知っていないとわからないので、子供たちはちょっと苦戦している様子でした。
ここのキャラクターは何だっけ?とヒントを与えていると偶然、近くにニャンまげ様が現れて、「あっ!あそこに」とさらなるヒントを出し、無事、謎を解くことができました。
正解のキャラクターはこちら。
引用元:江戸ワンダーランドHPより
ちなみにニャンまげのプロフィールはこんな感じ。
ニャンまげ様とプロフィール、豆知識があります。引用元:江戸ワンダーランドHPより
どうでしょうか。私の書いた猫と殿様を合体させたキャラクターとイメージ通りでしょうか。
そして、無事、写真も撮ることができました。撮れた写真がこちら。

無事、ニャンまげ様と写真が撮れて、子供たちはとても嬉しそうでした。
④折るとわかる暗号の謎解き
4つ目の謎解きゲームは、紙を折ると答えが表れる工夫を凝らした謎解きです。
一見、何が書かれているかわからない。空白の謎が書かれているかに思わせる謎解きです。


折るとブキカエの文字が表れ、答えは、「武器買え」というものでした。江戸ワンダーランド内には、お土産屋さんにおもちゃの剣や手裏剣が売っています。
忍者体験などの職業体験もあり、武器があると子供たちも盛り上げるので、武器を手に入れる謎解きにしてみました。

頭をあまり使わないものは、すぐにできてしまうので、謎解きとしては、ちょっと簡単すぎたかもしれません。この謎解きは下部にヒントを書いてあるので、子供たちは、そのヒントを理解し、すぐに答えがばれてしまいました。
⑤ブラックライトで照らすと現れる暗号の謎解き
そして最後の5つのめの謎解きゲームは、ブラックライトで照らすと浮かび上がる文字が書けるペンで書いた暗号を解くというものを考えました。
ちなみにブラックライトペンは、アマゾンで購入しました。

謎解きの内容は、「めではみえない。ひかりをてらせ」というもの。事前に渡されていたブラックライトで光るペンで照らすと、文字が見える仕組み。

ブラックライトペンで照らすと「よくやった。これでおわりだ。ほうびをやる。ままにきけ」という答えが現れます。

なかなかの難問でしたが子供たちは、悪戦苦闘しながらなんとか暗号を解き、無事、ご褒美をもらうことができました。
最後の謎解きらしく少し難しくしたつもりでしたが、外が明かるかったせいなのと文字数が多かったせいで、思うように字を読むことができず、ちょっと失敗した謎解きになってしまいました。
答えは「ごほうび」ぐらいの短めの文章がいいですね。
ご褒美のブラックライトペン。

以上が実際、作った謎解きゲームでした。全ての謎解きゲームを終わるのに、途切れとぎれだったこともありましたが、だいたい1時間ぐらいはかかったかと思います。
では続いて、謎解きゲームを作ってみて思った考慮すべきポイントについて説明します。
謎解きゲームを作るときの考慮すべき2つのポイント
①子供たちの知識レベルに合わせる
今回、参加した子供たちの年齢は4歳後~8歳だったので、あまり難しい漢字を使わないようにして、表現もできるだけ簡単なものにしました。
参加する子供たちに年齢の幅がある場合は、ちょうど真ん中ぐらいの年齢のお子さんの知識レベルに合わせて考えるとよいでしょう。一番下に合わせると、簡単すぎますし、1番上では難しくなってしまうので。
今回で言うと、6歳、小学1年生ぐらいのレベルに合わせて謎解きを考えました。
漢字自体が読めないと、そもそも謎解きにすらなりません。ひらがなやカタカナで書いた方が謎解きの問題の意図が伝わりやすいですので、ひらがなやカタカナ中心で作るのがおすすめです。
謎解きの答えは、子供たちが日常生活でも知っているようなことを言葉にする方がいいです。例えば、動物、日常生活で行うこと、トイレだったり、お風呂だったり。
大事なのは、自分たちで謎を解いたという達成感を味わわせることだと思います。
くれぐれも大人目線の謎解きにならないようにしてください。
②考えると行動をセットにする
手作り謎解きゲームを作るあたって、大事なポイントの一つとして、答えに行動が伴う謎解きがいいです。今回の謎解きの一つには、答えが「みんなで写真を撮れ」というものを作りました。
ただ単に謎を解くより解いた後に行動がある方が楽しいですし、考えた後に、行動がセットされていると子供たちは頭と体を刺激されるので、より楽しむことができると思います。
子供たちは楽しそうに謎解きゲームしましたが、作ってみて感じた注意点もありました。
謎解きゲームをするときの注意点
謎解きゲームをしてわかったことですが、お子さんによっては、自己中心的な行動をすることがあります。自分だけ見れるようにし、ひとり占めして周りの友達のことが考えられなくなることがあったりするので、たくさんの子供が参加してやる場合は、注意が必要です。
謎解きゲームをする前に、以下のことを親が事前にしっかり説明し、子供たちと約束する。皆が楽しくできるよう約束ごとを決めておくことが重要です。
- 喧嘩したら、ゲームは終わりだということを伝える。
- 皆で協力すること。
- 独り占めしないこと。
- 皆と離れて、勝手に移動しないこと。
謎解きゲームを始める前に、親がルールをしっかり説明し、理解させておかないと、喧嘩になる可能性があります。友達家族との喧嘩はありませんでしたが、どっちが先にやるか、私が持ちたいなどで友達家族の姉弟は、喧嘩になってしまいました。
- 事前に親がルールをしっかり説明し、理解させることが大事!
- 謎解きゲームを楽しむために約束事を決めておくこと!
以上が注意点でした。実際、謎解きゲームをされる際は、参考にしてみてください。
ここまでは、謎解きゲームの作り方や考慮すべきポイント、注意点についてお伝えしてきましたが、最後に謎解きゲームをしてよかったことをお伝えします。
謎解きゲームをしてよかったこと学んだこと
謎解きゲームをしてよかったことは、以下の3つがわかったことでした。
- 子供なりに知恵を絞る
- 子供たちの性格がわかる
- 協力することの大切さ
楽しませる以外にも色々収穫があったので、謎解きゲームはとてもよいイベントだったと思います。
子供なりに知恵を絞る
謎解きゲームをしてよかったことは、子供たちが知恵を絞り、一生懸命考えていたことでした。
ヒントを出すと、どういうことかを一生懸命考えていました。普段、なかなか謎解きゲームをして知恵を絞るという機会は少ないと思うので、とてもよい機会を作れたと思います。

子供たちの性格がわかる
謎解きゲームをしてみて、友達家族の子供たちを含め、どんな性格なのかがわかりました。
勉強が得意な長男は、謎自体を解くのが好きで、謎を解くこと自体がとても楽しそうでした。なので、書かれた紙を持ちたいとか独り占めするといった自己中心的な行動は見られず、喧嘩することもありませんでした。
次男は、謎を解くことに興味を持ち、負けず嫌いな性格なので、長男より先に謎を解き、1番に解きたいと必死に考えていました。普段の性格がよく表れていました。
協力することの大切さ
今回の謎解きゲームは、友達家族と一緒に行いました。子供たちにとって、普段、友達と協力して何かを成し遂げるということは、少ないかもしれません。
子供たちは、知恵を絞り、皆で一緒になって1つのゴールを目指して、謎解きに挑戦しました。謎解きゲームを通して、協力する大切さを学べたか思います。

まとめ
いかがだったでしょうか。私が実際に手作りした謎解きゲームの作り方や遊んだ子供の反応についてでした。今の時代、ゲームやスマホをいったすぐに楽しめることはたくさんありますが、たまには、こういったアナログは遊びをしてみるのもいいのでないでしょうか。
ゲームからを得ることができない楽しさがあると思いますので、ぜひやってみてください。
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